現場監督もフレックスの時代へ。新しい働き方で、楽しく人生をデザイン。
株式会社クリエすずき建設
S.M.さん 30代
千葉県柏市の工務店で現場監督をするS.M.さん。パートタイムで関わる仕事の形を聞いてみた。
この業界に入ったきっかけを教えて下さい。
父が土木業を営んでいて、職人さんが身近にいる環境で育ったことがきっかけかもしれません。職人さんと仕事がしたいなと思っていたんです。現場監督が出来るかもしれないと思い、選びました。
現場監督をしていてやりがいを感じることはなんですか?
職人さん達が笑顔で仕事しているのを見るとすごく嬉しいですね。私の仕事は実際に作業をしている職人さんが働きやすい環境を作ることだと思っています。その環境が良い仕事に繋がっていくとも思っています。
女性であることで、特有の苦労はありますか?
やはりチカラ仕事は出来ないこともあるかなと思います。建材を運ぶ時など職人さんに「これは頼めないよ」と言われると、愛情から言ってもらっているのは分かるのですが、悔しい思いもします。とはいえ、監督の仕事はそればかりではないのでその分、他の所で挽回しようと努めています。あとトイレ環境で困ることはあります。大きな現場では女性用トイレが有ったりするようですが、住宅の現場にはなかなかありません。トイレ環境の充実は大事なポイントかと思います。
建設業界への希望・要望を聞かせて下さい。
パートタイムで働く監督や職人が増えていけばいいなと思っています。子育て(S.M.さんは2児の母)と仕事の両立を考えると、パートタイムという雇用形態は、とても有効だと思います。実際、会社では母である私の立場に理解があります。とても嬉しいことです。仕事と子育てを楽しく出来る環境を、皆さんにも是非体験してもらいたいです。
「けんせつ姫創刊号」に対する率直な感想を聞かせて下さい。
様々な職種の女性が、建設業界で働いていることに勇気づけられました。共感できることも多く、自分だけじゃないってことが分かっただけでも収穫です。たくさんの「けんせつ姫」がまだまだいると思いますので、是非続けていってもらいたいと思いました。
♣勤めている会社のテーマは「楽しく人生をデザイン」。S.M.さんはその一員として今日も働いていますが、S.M.さん自身も楽しく人生をデザイン出来ていると感じました。いつか子供達と一緒に旅行がしたいという思いはきっと叶うと思います☆