ものづくりが好きで大工になったO.R.さん。
親方の背中の先に見据える未来は?
丸喜株式会社齋藤組
O.R.さん 20代
O.R.さんは、青森県の現場で働く大工さん。若き女性で大工という異色な彼女は今、何を思い仕事に従事しているのか?
大工になったきっかけはなんでしょうか?
ものづくりが好きな子供だったんですけど、そんな時に築30年の自宅の老朽化がありました。建替えの話が出て来た時に、それなら自分でやりたいと思ったのがきっかけです。中学校の先生にも大工になることを薦められたことで後押しされました。
仕事はどのように覚えましたか?
大工の仕事は親方から教えてもらっています。時々「出来なきゃ帰っていいぞ」と言われることもありますが、それは私に一人前としての流儀を愛情を持って教えているから。ですので「これが出来ないと一人前の大工になれない」と脳内変換をして仕事を覚えています。もともと私のイメージだと建設現場で働く男の人はいかつく、怖い人だと思っていましたが、実際は優しく良い人ばかり。コワモテなのは仕事に対する真剣さの現れなんだと思います。
どんな所にやりがいを感じますか?
親方の技術を見て、自分でも考え、それが結果として上手くいった時に、すごく感動します。そして、お客さんが喜んでいる姿が見えると、やりがいを感じますね。
将来の目標を聞かせて下さい。
今は何より親方に認めてもらえる一人前の大工になることです。そして、結婚して子供も欲しい。自分がなりたかった職業についているので両立出来ると信じています。大変かもしれないですけど、頑張れると思っています。
現場で働く女性について思うことはありますか?
正直な所、もっと増えて欲しいと思います。現場に女性がいるだけで明るくなりますし、女性と男性では気がつくことも違う。女性が活躍出来る場所は現場にも多いと思います。
♣インタビュー中、終止見せる真剣な眼差しに無限の可能性と明るい未来を感じました。趣味は3歳からやっている獅子舞とのこと。やると決めたらとことんやりきる姿勢や、前向きに仕事を覚える姿勢は、男性女性の枠を越えて素晴らしいと感じました。